価格競争から抜け出せない。本当の原因は仕入れでした

月曜日は、利益改善の話。
値下げしても、また誰かが安くする。
価格競争から抜け出せない本当の原因は、仕入れにあるかもしれません。
「もっと安くしないと売れない」
そう考える前に、一度だけ見てほしい数字があります。
この記事でお伝えすること
- なぜ価格競争から抜け出せなくなるのか
- 値下げより先に仕入れを見るべき理由
- 仕入れ先によって利益率が変わる仕組み
- 中国輸入やOEMで利益を改善する考え方
目次
- 1 価格競争は、気づくと終わらなくなります
- 2 本当に見るべきなのは「いくらで売るか」より「いくらで仕入れているか」
- 3 同じ商品でも、仕入れルートによって価格は変わります
- 4 アリエクや1688の価格が、必ずしも工場価格とは限りません
- 5 価格競争から抜け出す方法は、値上げだけではありません
- 6 ただし、一番安い工場を探せばいいわけではありません
- 7 OEMは価格競争から抜け出すための方法にもなります
- 8 こんな状態なら、仕入れを一度見直してみてください
- 9 バイヤーアシストは、安い商品を探すだけの会社ではありません
- 10 商品URLや写真だけでも確認できます
- 11 あなたの商品は、今の価格が本当の限界でしょうか
- 12 まとめ|価格競争から抜け出したいなら、売り方の前に仕入れを見る
価格競争は、気づくと終わらなくなります
ネット販売をしていると、同じような商品を扱うライバルが次々に出てきます。
最初は3,000円で売れていた商品が、誰かが2,900円にする。
すると別の人が2,800円にする。
こちらも売上を落としたくないので、少しだけ価格を下げる。
でも、また誰かが下げます。
気づけば、売れているのに利益がほとんど残らない。
価格競争の怖いところは、一度始まると「もっと安くする」以外の選択肢が見えにくくなることです。
商品ページを改善して、広告を調整して、写真を変えて、それでも売れない。
すると最後は、やっぱり価格かな、となります。
もちろん、販売価格の調整が必要なこともあります。
ただ、値下げを続けないと売れない状態なら、問題は売価ではなく、もっと手前にあるかもしれません。
本当に見るべきなのは「いくらで売るか」より「いくらで仕入れているか」
利益の計算は、とてもシンプルです。
売上 − 仕入れ原価 − 販売経費 = 利益
販売価格を下げれば、当然ながら利益は減ります。
でも、仕入れ原価まで下げられれば、同じ販売価格でも利益を残せます。
販売価格3,000円の商品で考えてみます
仕入れ価格が1,500円の場合
販売価格3,000円 − 仕入れ1,500円
粗利益は1,500円
仕入れ価格が1,100円の場合
販売価格3,000円 − 仕入れ1,100円
粗利益は1,900円
※実際には送料、販売手数料、広告費、検品費などがかかります。
差は1個あたり400円です。
100個売れば4万円。
1,000個売れば40万円変わります。
販売価格を50円上げる方法を一生懸命考えるより、仕入れ価格を400円見直す方が大きいケースもあります。
ここは、意外と見落とされます。
同じ商品でも、仕入れルートによって価格は変わります
「同じような商品なら、どこから買っても大体同じ価格では?」
そう思うかもしれません。
でも実際は、商品がどんな経路で届いているかによって、仕入れ価格は変わります。
商品が流通する途中には、各事業者の利益や手数料が入ります。
もちろん、中間業者が入ること自体が悪いわけではありません。
商社や問屋、小売サイトを利用することで、少ない数量から買えたり、日本語でやり取りできたり、トラブル対応を任せられたりします。
便利です。かなり便利です。
ただし、その便利さの分だけ、すでに価格へマージンが上乗せされていることがあります。
問題は中間業者がいることではなく、
今支払っているコストに、それだけの価値があるか分からないことです。
アリエクや1688の価格が、必ずしも工場価格とは限りません
中国輸入をしている方の中には、AliExpress、タオバオ、1688などから商品を仕入れている方も多いと思います。
手軽ですし、商品数も多いので、仕入れ先として便利です。
ただ、掲載されている価格がそのまま工場直価格とは限りません。
工場自身が出品しているケースもありますが、販売会社や卸業者が間に入っていることもあります。
さらに、数量、仕様、素材、梱包方法、検品条件によっても価格は変わります。
同じように見える商品でも、価格が変わる主な理由
- 実際の製造工場が違う
- 使用している素材が違う
- 発注数量が違う
- 検品基準が違う
- 梱包や付属品が違う
- 販売業者のマージンが入っている
つまり、サイト上の価格を見ただけでは、本当の仕入れ余地までは分かりません。
価格競争から抜け出す方法は、値上げだけではありません
価格競争から抜け出す、と聞くと、販売価格を上げる方法を考えがちです。
ブランド力を高める。
商品ページを改善する。
付加価値をつける。
どれも大切です。
でも、販売価格を変えずに利益を増やせるなら、それも立派な価格競争対策です。
利益改善は、値上げだけではありません。
仕入れの前提を変えることでも実現できます。
仕入れ価格に余裕ができれば、
- 無理な値上げをしなくても利益を残せる
- 広告費を増やせる
- クーポンやキャンペーンを使いやすくなる
- ライバルの値下げに慌てなくなる
- 品質改善や商品開発へ費用を回せる
売るたびに苦しくなる状態から、売れるほど利益が積み上がる状態へ変えやすくなります。
ただし、一番安い工場を探せばいいわけではありません
ここは大切なので、少しだけ真面目な話をします。
仕入れ価格は安い方がいいです。
でも、安さだけで工場や仕入れ先を選ぶと、あとで余計なコストが発生することがあります。
安さだけで選んだ場合に起こりやすいこと
- 品質が安定しない
- 不良品が増える
- 納期が守られない
- 途中で仕様が変わる
- 連絡が取りにくい
- 返品や再検品で費用が増える
商品単価が100円安くても、不良や返品対応で150円余計にかかれば、実際には高くなっています。
なので見るべきなのは、単純な商品単価ではありません。
これらを全部含めて、最終的にいくら利益が残るかを見る必要があります。
OEMは価格競争から抜け出すための方法にもなります
既製品をそのまま販売していると、ライバルと商品がほぼ同じになります。
商品が同じなら、お客様が比較しやすいのは価格です。
その結果、どうしても値下げ競争になりやすくなります。
そこで選択肢になるのが、中国OEMやオリジナル商品の開発です。
色、サイズ、素材、付属品、パッケージなどを変えることで、単純な価格比較から少し離れられることがあります。
OEMの目的は、ロゴを付けることだけではありません。
比較されにくい商品を作り、利益を残しやすくすることも大きな目的です。
もちろん、何でもOEMにすればいいわけではありません。
商品や販売数量によっては、既製品の仕入れを続けた方が良い場合もあります。
ここも、商品ごとに見ないと分かりません。
こんな状態なら、仕入れを一度見直してみてください
仕入れ見直しチェック
☑ 売上はあるのに利益があまり残らない
☑ ライバルより仕入れ価格が高い気がする
☑ 値下げしないと商品が売れない
☑ 広告費を増やしたくても利益が薄くて増やせない
☑ 何年も同じ仕入れ先を使っている
☑ 今の価格が適正なのか比較したことがない
☑ OEMや工場直仕入れに興味はあるが、方法が分からない
ひとつでも当てはまるなら、すぐに仕入れ先を変える必要はありません。
まずは、今の価格が本当に適正なのか確認するだけでも十分です。
比較してみて、今の仕入れ先が一番良ければ、それはそれで安心できます。
比較せずに続けるのと、比較したうえで選ぶのは、同じ仕入れ先でも意味が違います。
バイヤーアシストは、安い商品を探すだけの会社ではありません
バイヤーアシストでは、中国輸入、中国OEM、工場直仕入れのサポートをしています。
ただ、目的は単純に中国から安く仕入れることではありません。
見ているのは仕入れ価格ではなく、
最終的にどれだけ利益が残るかです。
現在販売している商品を見ながら、
- 工場直仕入れに変更できるか
- 現在の仕入れ価格に改善余地があるか
- OEMで価格競争から離れられるか
- 数量や仕様を変えた方がいいか
- 物流や検品まで含めて利益が残るか
このような部分を確認します。
商品によっては、今の仕入れ先の方が良いこともあります。
その場合は、無理に変更をおすすめしません。
何でも工場直なら安くなる、と言えるほど仕入れは単純ではないからです。
商品URLや写真だけでも確認できます
「仕入れを見直したいけど、相談するときに何を用意すればいいか分からない」
そう感じる方も多いと思います。
最初から細かい仕様書や資料を準備しなくても大丈夫です。
最初は、次のどれかひとつでも大丈夫です
- 販売中の商品URL
- 商品の写真
- 商品名
- 現在の仕入れ価格
- 希望している数量
分かる範囲だけで構いません。
「この商品、もっと利益が残る仕入れ方はありますか?」
そのくらいの相談から始められます。
あなたの商品は、今の価格が本当の限界でしょうか
ここまで読むと、一番気になるのはこれだと思います。
自分の商品は、実際いくらまで下がるのか。
ただ、これは商品を見ずに答えることができません。
素材、数量、サイズ、仕様、梱包、検品基準、工場の得意分野によって価格が変わるからです。
記事で分かるのは、今の仕入れ価格に改善余地があるかもしれない、というところまでです。
本当の答えは、あなたの商品を見たときに初めて出ます。
まとめ|価格競争から抜け出したいなら、売り方の前に仕入れを見る
価格競争が始まると、販売価格を下げることばかり考えてしまいます。
でも、仕入れ原価が高いままでは、どれだけ販売側を工夫しても利益には限界があります。
今回のポイント
- 値下げを続けるだけでは価格競争から抜け出せない
- 同じ商品でも仕入れルートで原価は変わる
- 中間マージンが必要以上に乗っている場合がある
- 利益改善は値上げだけでなく仕入れでもできる
- OEMは単純な価格比較から離れる方法にもなる
- 最安値ではなく、最終的に残る利益を見ることが大切
今の仕入れ先が悪いとは限りません。
ただ、他の選択肢を知らないまま、今の価格を限界だと思ってしまうのは少しもったいないです。
価格競争から抜け出せないと感じたら、一度だけ仕入れの前提を見直してみてください。
商品URL・写真・商品名だけでも大丈夫です
その仕入れ価格、本当に今が限界ですか?
バイヤーアシストでは、現在販売している商品をもとに、
中国OEM・工場直仕入れ・仕入れコスト改善の可能性を確認します。
無理な営業や押し売りはありません。
改善が難しい場合も、正直にお伝えします。