Amazonで売れている商品を見積りしてみました

こんにちは。バイヤーアシストです。
今回は、Amazonで実際に売れているノーブランド商品をもとに、仕入れ価格を調べてみた事例をご紹介します。
Amazonの商品ページを見ると、レビューも付いていて、販売も続いている。
見た感じ、普通に売れている商品です。
ただ、中国工場に近い仕入れルートで見積りを取ってみると、現在の仕入れ価格より約3割安くなる可能性が見えてきました。
目次
- 1 Amazonで売れているノーブランド商品を調べました
- 2 最初に確認したのは「本当に同じ商品か」です
- 3 現在の仕入れ価格を整理しました
- 4 中国工場に近いルートで見積りを取りました
- 5 なぜ約3割も安くなったのか
- 6 Amazon販売では、360円の差がかなり大きい
- 7 送料や検品費を含めると、実際の差はどうなったか
- 8 それでも、すぐには発注しませんでした
- 9 Amazonのノーブランド商品は、仕入れを見直せる可能性があります
- 10 すべてのAmazon商品が3割安くなるわけではありません
- 11 バイヤーアシストが見ているのは「最安値」ではなく「利益」です
- 12 Amazonの商品URLだけでも確認できます
- 13 まとめ:Amazonで売れている商品ほど、仕入れ価格の差が大きくなります
Amazonで売れているノーブランド商品を調べました
今回確認したのは、Amazonで販売されているノーブランド商品です。
特別に珍しい商品ではありません。
検索すると似た商品がいくつか出てきて、複数の販売者が扱っているタイプの商品でした。
こういう商品、Amazonではかなり多いです。
- ブランド名が付いていない
- 似た商品を複数の販売者が扱っている
- 価格帯もある程度そろっている
- レビュー数の多い商品もある
- 中国から仕入れている可能性が高い
相談内容はシンプルでした。
今回のご相談
「Amazonでこの商品を販売しています。もう少し仕入れ価格を下げられますか?」
届いたのは、販売ページのURLと現在の仕入れ価格です。
最初はこれくらいの情報でも大丈夫です。
商品ページを見れば、形状、サイズ感、素材、レビュー、競合価格など、ある程度の情報を確認できます。
そこから中国側で類似商品や工場候補を探していきます。
最初に確認したのは「本当に同じ商品か」です
Amazonで売れている商品と似た商品を中国側で探すと、かなり安い商品が見つかることがあります。
でも、ここで価格だけを見てはいけません。
写真は似ていても、実際には別物ということが普通にあります。
- 素材の厚みが違う
- サイズが少し小さい
- 部品の品質が違う
- 縫製や加工方法が違う
- 付属品が含まれていない
- 梱包方法が簡易的
Amazonの商品ページだけを見ると、そこまで細かく分からないこともあります。
なので、レビュー内容や商品画像、説明文を見ながら、現在の商品に近い仕様を整理しました。
見た目が似ているだけでは、正しい価格比較になりません。
同じ品質に近づけた条件で見積りを取ることが大切です。
現在の仕入れ価格を整理しました
今回の商品は、すでに販売実績があり、毎月ある程度の数量が動いていました。
現在の仕入れ先にも大きな不満はありません。
商品も届くし、販売もできている。
ただ、Amazonの販売手数料や広告費を差し引くと、思ったほど利益が残らない状態でした。
今回確認した主な条件
- 現在の商品単価
- 毎月の発注数量
- 商品のサイズと素材
- 個包装の有無
- 検品内容
- 中国国内送料
- 日本までの国際送料
商品単価だけが安くても、送料や検品費が高ければ意味がありません。
Amazon販売では、販売手数料やFBA手数料、広告費もかかります。
なので、仕入れ価格の差は、そのまま利益に直結しやすい部分です。
中国工場に近いルートで見積りを取りました
今回は、中国側で複数の類似商品と工場候補を確認しました。
最初に見つかった商品は、確かに安かったです。
ただ、素材や細かな仕様に違いがあり、そのまま採用するのは難しいと判断しました。
そこで、現在Amazonで販売している商品に近い条件を整理し、同等に近い仕様で再見積りを取りました。
| 比較項目 | 現在の仕入れ | 工場見積り |
|---|---|---|
| 商品単価 | 約1,200円 | 約840円 |
| 発注数量 | 100個 | 100個 |
| 商品仕様 | 既製品 | ほぼ同等仕様 |
| 個包装 | あり | あり |
| 簡易検品 | 内容不明 | 条件指定あり |
| 価格差 | ― | 約30%削減 |
3割と聞くと、かなり大きく見えます。
実際、大きいです。
ただし、ここで終わりではありません。
商品代以外の費用まで含めて、本当に安くなるかを確認する必要があります。
なぜ約3割も安くなったのか
今回、価格が下がった理由は、工場に強く値下げを要求したからではありません。
主な理由は、仕入れルートの違いです。
Amazonでノーブランド商品を販売している場合、仕入れ先が必ずしも製造工場とは限りません。
中国の販売業者から仕入れていて、その販売業者も別の工場から仕入れている。
そうなると、仕入れ価格の中に複数の利益が含まれていることがあります。
同じ中国仕入れでも、どこから買うかで価格は変わります。
中国から買っているから安い、とは限りません。
Amazon販売では、360円の差がかなり大きい
Amazonでは、商品が売れれば、そのまま販売価格が利益になるわけではありません。
販売手数料、FBA手数料、広告費、返品対応など、いろいろな費用がかかります。
なので、仕入れ価格が1個あたり360円下がると、その効果はかなり大きくなります。
| 月間販売数 | 月間の差額 | 年間の差額 |
|---|---|---|
| 月50個 | 約18,000円 | 約216,000円 |
| 月100個 | 約36,000円 | 約432,000円 |
| 月300個 | 約108,000円 | 約1,296,000円 |
| 月500個 | 約180,000円 | 約2,160,000円 |
もちろん、実際には国際送料や検品費、関税、為替変動などがあります。
そのため、360円がそのまま全額利益になるわけではありません。
それでも、売れている商品ほど、仕入れ価格の差は積み重なります。
販売価格を上げなくても、利益率を改善できる可能性があります。
送料や検品費を含めると、実際の差はどうなったか
商品単価だけを見ると、約30%安くなりました。
ただし、日本へ届くまでには、ほかにも費用がかかります。
- 中国国内送料
- 検品費用
- 梱包費用
- 国際送料
- 関税
- 輸入消費税
- 送金や決済にかかる費用
これらを含めると、実質的な削減率は少し下がります。
今回の条件では、日本へ届くまでの費用を含めても、1個あたり約250円から300円ほど下がる想定でした。
ここまで確認できて、初めて「仕入れ先を変える意味がある」と判断できます。
商品単価だけ安く見せて、あとから送料が高くなる。
これは中国仕入れでよくある話です。
バイヤーアシストでは、日本へ届くまでの費用を含めて確認します。
それでも、すぐには発注しませんでした
価格が約3割安くなる見積りが出ました。
では、そのまますぐに発注したのかというと、今回はそうではありません。
まずはサンプルを取り寄せることにしました。
Amazonで販売中の商品を仕入れ変更する場合、価格だけで決めるのは危険です。
- 質感が変わっていないか
- サイズが同じか
- 色味に違いがないか
- 縫製や加工に問題がないか
- 臭いや汚れがないか
- 梱包状態に問題がないか
- 購入者が違和感を持たないか
仕入れ価格が下がっても、レビューが悪化したら意味がありません。
Amazonでは、レビューや返品率の悪化が販売に大きく影響します。
安く仕入れることより、今までと同じように売り続けられることの方が大切です。
仕入れ変更は、価格・品質・物流・継続性を確認してから判断します。
Amazonのノーブランド商品は、仕入れを見直せる可能性があります
Amazonで販売されているノーブランド商品には、中国で製造されているものが多くあります。
ただし、同じ中国仕入れでも、仕入れ先や取引方法によって価格は変わります。
- AliExpressから仕入れている
- 中国の販売業者から仕入れている
- 商社や問屋を通している
- 代行会社から提示された価格をそのまま使っている
- 工場ではなく卸業者から仕入れている
こうした場合は、工場や工場に近いルートを探すことで、仕入れ価格が変わる可能性があります。
逆に、すでに良い工場と取引している場合は、ほとんど安くならないこともあります。
ここは、実際に見積りを取ってみないと分かりません。
すべてのAmazon商品が3割安くなるわけではありません
ここは誤解がないように、はっきり書いておきます。
Amazonで売れているノーブランド商品なら、何でも3割安くなるわけではありません。
商品や発注数量、現在の仕入れ先によって、結果は変わります。
安くなりにくいケース
- すでに工場に近い価格で仕入れている
- 発注数量がかなり少ない
- 特殊な仕様の商品
- 品質基準が高い
- 商品が重く、国際送料が高い
- 知的財産権や商標に関わる商品
こうした場合は、価格がほとんど下がらないこともあります。
その場合、無理に仕入れ先の変更をおすすめすることはありません。
安くならないときは、安くなりにくい理由を正直にお伝えします。
バイヤーアシストが見ているのは「最安値」ではなく「利益」です
バイヤーアシストは、中国輸入、Amazon販売向けの仕入れ、中国OEM、工場直仕入れなどをサポートしています。
ただ、単純に安い商品を探すことが目的ではありません。
大切なのは、Amazonで販売したあとに利益が残ることです。
- 商品単価
- 発注ロット
- 商品の品質
- 検品条件
- 梱包方法
- 国際送料
- 納期
- 継続性
最安値の工場が、最適な工場とは限りません。
少し価格が高くても、不良率が低く、納期が安定している工場の方が、最終的には利益が残ることもあります。
これは、Amazonの商品ページを見ているだけでは分かりません。
現在の仕入れ価格、発注数量、商品仕様をもとに見積りを取り、初めて比較できます。
Amazonの商品URLだけでも確認できます
見積り相談というと、少し面倒に感じる方もいると思います。
仕様書を作って、発注数量を決めて、長い文章を書かないといけない。
そんなイメージがあるかもしれません。
でも、最初はそこまで必要ありません。
このくらいで大丈夫です
「Amazonでこの商品を販売しています」
「この商品、今より安くなりますか?」
「工場から直接仕入れられるか見てほしいです」
「今の仕入れ価格が高いのか知りたいです」
Amazonの商品URL、商品画像、現在の仕入れ価格。
まずは、分かるものだけで大丈夫です。
詳細が必要な場合は、こちらから順番に確認します。
まとめ:Amazonで売れている商品ほど、仕入れ価格の差が大きくなります
今回の事例では、Amazonで販売しているノーブランド商品を中国工場に近いルートで見積りした結果、商品単価が約3割下がる可能性が見えてきました。
ただし、本当に大切なのは、単価だけではありません。
- 現在の商品と同じ品質か
- 送料まで含めても安いか
- 検品条件に問題がないか
- Amazonの購入者が違和感を持たないか
- 継続して仕入れられるか
- 最終的に利益が残るか
ここまで確認して、初めて仕入れ先を変える価値があるか分かります。
今の仕入れ価格が高いのか。
すでに良い価格なのか。
中国工場から仕入れると、どこまで下がるのか。
これは、実際に見積りを取らないと分かりません。
見積りは、仕入れ先を変えるためだけのものではありません。
現在の仕入れ価格が適正なのかを確認する「答え合わせ」でもあります。
Amazonで販売中の商品を、一度見積りしてみませんか?
Amazonの商品URLだけでも確認できます。
「この商品、今より安くなりますか?」
まずは、その一言からお気軽にご相談ください。
※商品内容、発注数量、現在の仕入れ条件、為替、物流費などにより、価格が下がらない場合もあります。その場合も理由を含めて正直にお伝えします。