中国輸入で利益率30%は高い?低い?利益率の考え方

月曜日は、利益改善の話。

「利益率30%あります」
これって、高いのでしょうか?低いのでしょうか?

中国輸入をしていると、利益率20%、30%、40%という数字をよく見ると思います。

ただ、実は利益率だけを見て「儲かっている」と判断するのは少し危険です。

この記事で分かること

  • 中国輸入で利益率30%は高いのか低いのか
  • 利益率と利益額の違い
  • 粗利益率と最終利益を混同すると危険な理由
  • 利益率が高くても儲からない商品の例
  • 中国輸入で本当に見るべき数字
  • 仕入れを見直すと利益率がどう変わるか

結論から言うと、利益率30%だけでは高いか低いか判断できません

いきなり少し拍子抜けする答えですが、これが一番大事です。

「利益率30%だから優秀」

「20%だから低すぎる」

と、数字だけで決めることはできません。

なぜなら、同じ利益率30%でも、

  • 1個あたりいくら利益が残るのか
  • 月に何個売れるのか
  • 広告費はいくらかかるのか
  • 返品や不良品はどれくらい出るのか
  • 在庫を何か月抱えるのか
  • 仕入れにいくら資金が必要なのか

これらによって、実際の儲かり方はかなり変わるからです。

利益率は大切。
でも、利益率だけでは商売の良し悪しは分かりません。

そもそも「利益率」は何を指しているのか

利益率について話すとき、最初に確認しておきたいことがあります。

それは、

「その利益率、どこまで経費を引いた数字ですか?」

ということです。

例えば、3,000円で販売する商品を1,500円で仕入れたとします。

販売価格:3,000円

仕入れ原価:1,500円

差額:1,500円

これだけを見ると、売価の50%が残っています。

でも実際には、ここから販売手数料、送料、広告費などがかかります。

販売価格:3,000円

着地原価:1,500円

販売手数料:450円

国内送料:400円

広告費:250円

実際に残る利益:400円

この場合、売価に対して実際に残っている利益は約13%です。

最初の「50%」とは、かなり印象が違いますよね。

利益率を比較するときは、何を差し引いたあとの数字なのかを揃えて考えることが大切です。

利益率30%でも「かなり良い商品」と「少し厳しい商品」があります

例えば、利益率30%の商品を2つ比べてみます。

商品A

販売価格:1,000円

利益率:30%

1個の利益:300円

月間販売数:100個

月間利益:3万円

商品B

販売価格:5,000円

利益率:30%

1個の利益:1,500円

月間販売数:100個

月間利益:15万円

利益率はどちらも30%です。

でも、月に残る利益は5倍違います。

だから、利益率を見るときは必ず1個あたりの利益額も一緒に確認したいところです。

利益率20%の商品が、利益率40%の商品より儲かることもあります

ここは少し面白いところです。

利益率だけを見ると、40%の商品を売った方が良さそうに見えます。

でも、販売数まで含めると話が変わります。

商品C

販売価格:2,000円

利益率:40%

利益:800円

月間販売数:50個

月間利益:4万円

商品D

販売価格:2,000円

利益率:20%

利益:400円

月間販売数:500個

月間利益:20万円

利益率だけなら商品Cが圧勝です。

でも実際に残る利益額は、商品Dの方が大きくなります。

高い利益率を作ることが目的ではなく、
最終的に利益を残すことが目的です。

では、中国輸入で利益率30%なら安心なのか?

ここが今回の本題です。

利益率30%という数字そのものだけで安心するのではなく、その30%にどれだけ余裕があるかを見ます。

例えば今は30%残っていても、

  • 広告費が上がったら?
  • 競合が値下げしたら?
  • 国際送料が上がったら?
  • 不良率が増えたら?
  • クーポンを出したら?
  • 販売手数料や保管費が増えたら?

あっという間に20%、15%と下がることがあります。

逆に、利益率が20%でも広告をほとんど使わず、在庫回転が速く、返品も少なく、月間販売数が多いなら十分に利益が残る場合があります。

「何%なら正解?」ではなく、
その利益率で事業が安定して回るかを見る方が実践的です。

中国輸入で利益率と一緒に見たい6つの数字

個人的には、利益率だけを単独で見るより、次の数字を一緒に並べた方がかなり分かりやすいと思います。

① 1個あたり利益

利益率が同じでも、利益額は商品価格によって大きく変わります。

② 月間販売数

利益率が低くても、販売数が多ければ利益額は大きくなります。

③ 着地原価

商品代だけでなく、送料・検品・関税・手数料まで含めて確認します。

④ 広告費

広告依存が高い商品ほど、広告単価の変化で利益率も動きます。

⑤ 不良・返品率

売れない商品が増えれば、実際の原価も上がります。

⑥ 在庫回転

利益率が高くても、1年間売れない在庫なら資金効率は良くありません。

利益率を上げる方法は「値上げ」だけではありません

利益率を上げようとすると、販売価格を上げる方法が最初に浮かびます。

もちろん、それで売れ方が変わらないなら有効です。

ただ、値上げには少し怖いところもあります。

販売数が落ちる可能性があるからです。

一方で、販売価格を変えずに仕入れ原価を下げることができれば、売れ方を変えずに利益率を改善できる可能性があります。

例えば販売価格3,000円の商品

改善前

販売価格:3,000円

最終コスト:2,100円

利益:900円

利益率:30%

仕入れを200円改善

販売価格:3,000円

最終コスト:1,900円

利益:1,100円

利益率:約37%

販売価格は同じです。

それでも、仕入れコストを200円改善すると、1個あたりの利益は200円増えます。

月1,000個売れる商品なら、月20万円。

1年間なら240万円です。

売れている商品ほど、
小さな原価改善の効果は大きくなります。

利益率が低い原因は、仕入れ先そのものかもしれません

利益率を計算して「ちょっと低いな」と感じたとき、広告や販売価格を触る前に一度見てほしいのが仕入れです。

特に、

  • 何年も同じ仕入れ先を使っている
  • 他の工場から見積もりを取っていない
  • アリエクや1688の価格をそのまま基準にしている
  • 商社や問屋からしか見積もりを取っていない
  • 着地原価をきちんと比較していない
  • 売れているのに利益率がなかなか上がらない

このあたりに当てはまる場合は、まだ改善余地が残っている可能性があります。

もちろん、今の仕入れ先が一番良いこともあります。

比較した結果「今のところが優秀だった」というのも、ちゃんとした答えです。

大事なのは、今の価格しか知らない状態で「これが限界」と決めないことです。

バイヤーアシストは「利益率を上げるための仕入れ」を考えます

バイヤーアシストでは、中国輸入・中国OEM・工場直仕入れのサポートをしています。

ただ、単純に「中国から安く買う」ことだけを目的にはしていません。

見ているのは仕入れ価格ではなく、
最終的にどれだけ利益が残るかです。

現在販売している商品を見ながら、

  • 今の仕入れ価格に改善余地があるか
  • 中国工場から直接仕入れられるか
  • 着地原価を下げられる部分があるか
  • MOQや発注数量を見直せるか
  • OEMで価格競争から離れられるか
  • 利益率だけでなく利益額まで改善できるか

このあたりをまとめて確認します。

「利益率が低いから、とにかく安い工場へ変えましょう」という話ではありません。

品質や納期まで悪くなれば意味がないからです。

最終的に利益が残るかどうか。

そこを基準に考えます。

商品URLだけでも、利益改善の余地を確認できます

「自分の商品は利益率30%だけど、これでいいのかな?」

そう思ったら、最初から細かい資料を用意する必要はありません。

最初は、このあたりだけでも大丈夫です

  • 現在販売している商品URL
  • 商品の写真
  • 現在の仕入れ価格
  • 販売価格
  • おおよその発注数量

分かる範囲だけで構いません。

「この商品、もっと利益率を上げられますか?」

そのくらいの相談からでも大丈夫です。

あなたの商品、本当に利益率30%が限界でしょうか?

利益率30%が高いのか低いのか。

この記事だけで、一律に答えることはできません。

商品価格、販売数、広告費、送料、在庫回転、不良率によって答えが違うからです。

そして、もうひとつ。

今30%だからといって、
そこが本当の限界とは限りません。

仕入れ先、工場、数量、物流、検品、仕様。

どこかひとつ変わるだけで、利益率が変わる商品もあります。

大切なのは「30%あるから大丈夫」と思うことではなく、
今の商品に、まだ改善余地がないか確認することです。

まとめ|利益率30%という数字だけでは判断しない

中国輸入で利益率30%と聞くと、なんとなく「悪くなさそう」に見えます。

でも、本当に大切なのはその数字の中身です。

今回のポイント

  • 利益率30%だけでは高いか低いか判断できない
  • 何を差し引いた利益率なのか確認する
  • 利益率と1個あたり利益を一緒に見る
  • 販売数を含めると低い利益率の商品が儲かる場合もある
  • 着地原価・広告費・不良率・在庫回転も確認する
  • 利益率改善は値上げだけでなく仕入れからもできる
  • 売れている商品ほど原価改善の効果が大きい

利益率は、商売を見るうえでとても便利な数字です。

ただ、その数字だけを目標にすると少しズレることがあります。

本当に欲しいのは高い利益率ではなく、しっかり残る利益です。

もし「売れているのに、もう少し利益が欲しい」と感じているなら、販売価格を触る前に、一度仕入れの数字を見直してみてください。

商品URL・写真・仕入れ価格だけでも大丈夫です

その利益率、本当に今が限界ですか?

バイヤーアシストでは、現在販売している商品をもとに、
中国工場・中国OEM・工場直仕入れ・仕入れコスト改善の可能性を確認します。

単純に一番安い工場を探すのではなく、品質・数量・物流まで含めて、
最終的に利益が残る仕入れ方を考えます。

無料で利益改善を相談する

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