中国仕入れガイド / 数量・サンプル・発注

MOQ・最低ロット・最小発注数量の意味と、色別・サイズ別・包装単位の違いを解説。希望数量で見積もりを取る質問文と、単価だけで数量を増やさない考え方を紹介します。

更新:2026年10月19日 / 編集:BuyerAssist

MOQは最低発注数量のことです。ただし「商品全体で何個」なのか「色や仕様ごとに何個」なのかで必要数量が変わるため、数字と一緒に適用単位を確認します。

「100個から」だけでは数量は決まらない

例えば3色を合計100個希望していても、1色ごとに100個が必要なら合計300個です。既製品の購入、ロゴ印刷、専用包装、特注素材では、それぞれ別の最低数量が設定されることもあります。MOQという言葉だけでなく、どの作業・仕様に対する条件なのかを聞きます。

確認したい4種類の数量

数量の種類確認すること
商品の最低数量1商品・1型番あたりか、注文合計か。
仕様別の最低数量色、サイズ、素材、柄ごとの条件。
加工の最低数量ロゴ、印刷、刺繍、専用包装それぞれの条件。
梱包・出荷単位1袋・1箱の入数と、端数を注文できるか。

MOQと数量別単価は別の情報

「100個なら単価A、500個なら単価B」という数量別価格は、単価が変わる条件です。一方MOQは、注文自体を受けてもらえる最小数量です。最低数量を満たしていても、商品ページで最も安い単価が適用されるとは限りません。

表示の最安単価で計算せず、自分が買う数量・仕様で見積もりを取り直します。販売前の商品で数量を増やす場合は、在庫保管、売れ残り、検品や輸送の費用も含めて判断してください。

架空例:単価が安い方が、支払額は大きい

説明用に、100個なら1個400円、500個なら1個330円と仮定します。商品代だけなら前者は40,000円、後者は165,000円です。1個あたり70円安くても、初回に必要な商品代は125,000円増えます。送料・手数料・税金等は含まない例です。販売の見込みを確認せずに、単価だけで多く買う理由にはなりません。

希望数量がMOQより少ないとき

  • 既製の色や包装を使い、特注条件を減らせないか聞く。
  • 有料サンプルや少量試験注文が可能か聞く。
  • 色・サイズを混ぜた合計数量でよいか確認する。
  • 別仕様・別販売者と比較する。

交渉すれば必ず減らせるわけではありません。初回だけの例外なら、次回条件も分けて記録します。数量を下げるために必要な仕様を勝手に変えられていないかも確認しましょう。

数量確認の依頼文

希望は合計100個です。内訳は黒50個・白50個です。
最低数量は商品合計ですか、それとも色ごとですか。
ロゴなし・既製包装の場合の条件も教えてください。
サンプル1点の購入可否と費用、次回注文時の最低数量も確認したいです。

この数量は説明用の例で、実際の取引条件ではありません。