円安が止まらない!関税も上がる!じゃあ、仕入れってどうすればいいの?という話。

執筆:BuyerAssist 山本(SV)

こんにちは。BuyerAssistでSV(スーパーバイザー)をしている山本です。
現場で日々お客様の仕入れや検品をサポートしている中で、
「円安がきつい」「関税で利益が残らない」──そんな声を本当によく耳にします。

同じような立場で悩んでいる方に、少しでもヒントになればと思って、
今回の記事を書いてみました。

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最近、為替のニュース見てため息ついた人、正直多いと思う。
1ドル=150円台が当たり前になって、「ちょっと円高に戻った」と言われても、結局まだ高い。
しかも、関税も地味に改正されてる。

「仕入れ値が上がったけど、販売価格はそのまま」
──これ、いま日本中の輸入販売者が抱えてる共通の悩み。
いわば“値上げできない時代の円安地獄”だ。

でも実は、ここを乗り切ってる人たちには共通点がある。
今日はその「今、仕入れを見直すべき理由」と「現実的な対策」を、ちょっとざっくり話したい。

1. 円安は“もう一時的”じゃない。これ、体感でわかるやつ。

昔は「円安が落ち着くまで待とう」が通じた。

でも今は、どれだけ待っても“安定しない”のが現実。

仕入れのたびにドルが跳ねて、利益がどんどん削られていく。

しかも中小企業や個人事業主は、為替ヘッジなんてできない。

つまり、「発注のタイミング」で運命が決まる。

たとえば同じ商品でも、

1ドル110円の時と150円の時では仕入れ原価が3割以上違う

これ、1個数百円の商品でも年間で見たらかなりの損失。

そして一番の問題は──

値上げできない。

市場が価格競争モードだから、強気で上げた瞬間に他社に流れる。

結局、利益を守るには「仕入れを変える」しかなくなる。


2. 関税・物流コストも地味に効いてくる。

「為替だけ気にしてればいい」なんて、もう昔の話。

いまは関税の改正で、特定ジャンルの商品がこっそり上がってる。

さらに物流費。燃料サーチャージ、コンテナ代、航空便の価格──全部まだ高止まり。

正直、頑張って仕入れても“送料で利益が消える”ケースもある。

これは現場の人なら肌で感じてると思う。

でも、抜け道はある。

たとえば複数の仕入れ先を現地でまとめて発送したり、

検品・梱包・出荷をワンストップでやる体制を持ってる企業を使えば、

物流コストを圧縮できる可能性がある。

“どこで仕入れるか”より、“どう運ぶか”で勝負する時代になったんだ。


3. 「外注する」より「仕組みを変える」が本命。

最近よく聞くのが「外注しても結局コスト減らない」問題。

たしかに、依頼先が増えるほど管理は増える。

指示のズレ、二度手間、請求ミス──“外注疲れ”してる担当者も多い。

でもね、ここを根本から変える発想がある。

それが「仕入れ業務そのものをBPO化する」って考え方。

BPOって言葉、ちょっと難しそうに聞こえるけど、要はこう。

“仕入れ担当チームごと、プロに預ける”

仕入れ先の選定、価格交渉、検品、発送までを全部つなげて一元管理。

すると、情報の断絶がなくなって、

「誰が何を頼んでるのか」「今どこで止まってるのか」が見える化される。

結果、ミスも無駄も減る。

そしてなにより、自分の時間が増える。

“手を動かす外注”から、“仕組みを任せるBPO”へ。

いまコストを守ってる企業は、もうこの考え方にシフトしてる。


4. 「仕入れ先を変える」より、「仕入れの仕組みを変える」時代。

円安や関税は、個人や一社の力でどうにもならない。

でも、「仕入れ方」を変えることはできる。

たとえば──

  • 複数ルートで仕入れてリスク分散
  • OEM/ODMで差別化して“値下げ競争”から脱出
  • 在庫回転を早めてキャッシュを止めない
  • 現地チームと直接つながってスピードアップ

これをやってる会社は、

同じ円安・同じ物流環境でもちゃんと利益を残してる。

仕入れって、見直せば“攻めのコストカット”になるんだよね。

「節約」ではなく「仕組み投資」。

これが、2025年の輸入ビジネスで生き残る企業の共通点。


5. じゃあ、どう仕組みを作る?

ここで登場するのが、“仕入れをまるごと預ける”という発想。

つまり、「仕入れ部門のアウトソース」。

自分のチームを減らすんじゃなくて、チームの外にもう一つチームを置くイメージだ。

**BuyerAssist(バイヤーアシスト)**では、

仕入れ・検品・発送までをひとつの流れとして丸ごとサポートしています。

「部分代行」ではなく、「仕入れ業務そのものの最適化」。

現地スタッフが実際に工場とやり取りをし、

品質確認や再交渉も含めて“現場で動く”から、

結果としてミスも手間も大幅に減ります。

メールやチャットひとつで発注が進み、

日本側の担当者がリアルタイムで状況を共有。

人件費・物流費・管理コストをまとめて削減できる仕組みです。

「手離れ良く、でも確実に届く」
そんな“まるなげBPO”の形を目指しています。

円安や関税の波があっても、

仕入れの仕組みを変えれば、まだ守れる利益はたくさんあります。

もし今、「もう少し効率化したい」「現地とのやり取りを減らしたい」

そう思ったら、ぜひ一度 BuyerAssist に相談してみてください。

現場の担当が、実際の運用例やコスト改善の事例を紹介します。

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