赤字にならない仕入れ価格の決め方|中国輸入ビジネスの“利益逆算”思考を解説

目次
はじめに|「これ、いくらで仕入れたらいいの?」と迷ったことありませんか?
中国輸入を始めたばかりの方や、初めて商品を選ぶときに、
「この価格で仕入れて本当に利益出るの?」
「安いと思ったけど、意外と赤字になってた…」
こんな経験、思い当たる方もいるのではないでしょうか?
実は、“赤字にならない仕入れ価格”には、ちゃんと計算できる考え方があります。
この記事では、初心者でも簡単に使える**「利益から逆算して仕入れ価格を決める方法」**を具体的に解説していきます。
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✅ 基本の考え方:「いくらで売るか」→「いくらまでなら仕入れていいか」を逆算する
多くの方が見落としがちなのは、“仕入れ基準を感覚で決めてしまう”こと。
でも、まず考えるべきは「この商品はいくらで売れるか」です。
📌 逆算式(FBA納品の場合の一例)
仕入れ可能な上限価格 = 販売価格 − 各種手数料 − 目標利益
例:販売価格 2,000円の商品で、
- Amazon手数料:約300円
- 配送・梱包コスト:約300円
- 目標利益:500円
→ 仕入れ価格の上限は 900円 になります。
✅ 「この価格までなら仕入れてOK」というラインが見えると、判断に迷いません。
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✅ 比較表|“仕入れの決め方”の違いによる利益の差
判断方法 | 感覚ベースで仕入れる | 逆算して仕入れる |
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販売価格の把握 | ライバル価格を見てなんとなく | 実際の販売価格から設定 |
手数料や経費 | あまり意識していない | すべて含めて計算 |
利益の出方 | 「売れても赤字」の可能性がある | 最低ラインの利益が確保される |
再仕入れ時の判断 | 毎回悩む | すでに基準があるので迷わない |
✅ 一度“逆算式”を作ってしまえば、あとはそれに当てはめるだけで安心です。
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✅ コストに含めるべき「見落としがちな項目」
利益を削っている“見えにくい経費”を把握することも大切です。
🔍 見落とされがちなコスト
- 中国からの国際送料(重量・サイズにより変動)
- 検品・ラベル貼りなどの作業費
- 日本国内のFBA納品送料(ヤマト・佐川など)
- 商品ページ作成に使う画像編集費用
- 廃棄時のコスト(売れ残り商品処分など)
✅ この“経費の棚卸し”を一度しておくだけでも、安定的に黒字を維持しやすくなります。
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✅ おすすめ逆算シート(テンプレ)
項目 | 内容例 |
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目標販売価格 | 2,000円 |
Amazon手数料(15%) | 約300円 |
国際送料・納品経費 | 約300円 |
目標利益 | 500円 |
✅仕入れ価格の上限 | 900円以下 |
✅ このシートをベースに、商品ごとの上限をチェックすれば失敗がぐっと減ります。
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✅ バイヤーアシストなら、「仕入れ価格の適正」も一緒に確認できます
「この仕入れ価格って適正なの?」
「もう少し下げられないかな?」
「手数料込みだとどうなるのか不安…」
そんなときでも、中国輸入代行のバイヤーアシストなら:
✅ 仕入れ価格+送料を含めた“実質単価”の算出
✅ 作業コストを抑えた効率的な梱包提案
✅ 利益が出るラインを一緒に検討・交渉代行もOK
価格だけでなく“利益設計”を重視した仕入れができます。
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まとめ|仕入れ価格は「逆算」で決める。それが“利益の守り方”
仕入れ判断は、感覚ではなく「構造」で決めるもの。
販売価格 → 経費 → 利益 → 仕入れ価格の上限と逆算していけば、
「売れても赤字」を防げるだけでなく、自信を持って仕入れができるようになります。
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