中国仕入れガイド / 数量・サンプル・発注
中国仕入れでサンプルを頼むときの仕様・費用・送料の確認方法を解説。既製品と特注試作の違い、届いた後の確認表、量産へ進む前に残す記録をまとめました。
「見本をください」だけでなく、どの仕様を確認するサンプルか、費用と送料、量産品との違いを先に確認します。届いた見本の合格点・修正点を記録してから、本発注へ進みます。
まず、どの種類のサンプルかを決める
既製品の現物を確認する見本と、自分の仕様で作る試作品は別です。生地だけ、色見本だけ、完成品の試作、実際の量産から抜き取ったものなど、確認できる範囲も異なります。写真やCGだけで、素材の感触や縫製、動作まで確認できるわけではありません。
頼む前に確認する費用と条件
- 見本代・試作代と、その対象仕様。
- ロゴ・金型・版・特注資材等の別費用。
- 中国国内送料、国際送料、必要な日本側費用。
- 完成予定と発送予定。希望日までの到着可否。
- 量産時に同じ素材や製法を使えるか。
- 試作費の量産時相殺があるなら、その条件。
サンプルが無料でも、送料や特注作業まで無料とは限りません。相殺の約束も、注文数量や有効期限などを文章に残してください。
サンプル依頼のテンプレート
量産・継続仕入れを判断するため、サンプルを希望します。 商品URL/型番: 希望仕様:素材・寸法・色・付属品・包装 今回確認したい点: 数量: 特注箇所:なし/あり(内容) 納品先:日本、都道府県等 確認したい条件:見本代、送料、完成・発送予定、量産品との差 変更を加える場合は、製作前に確認をお願いします。
届いたら、用途に合わせて確認する
| 項目 | 記録例 |
|---|---|
| 識別 | 販売者、型番、到着日、見本の番号。 |
| 寸法・素材 | 測った位置と実測値。材質の根拠資料。 |
| 外観・加工 | 縫製、印刷位置、傷や汚れ。写真と確認条件。 |
| 機能・用途 | 予定する使い方で確認したこと、未確認のこと。 |
| 包装 | 個包装、付属品、外箱の保護状態。 |
| 判断 | 合格、要修正、確認待ち。修正内容と版番号。 |
これは一般的な確認項目で、商品の法令適合や安全性を証明する試験表ではありません。販売商品に必要な検査・表示は別に確認してください。
見本が良くても、量産品の保証ではない
見本と量産で材料や工程が変わる可能性があります。承認した見本を識別して保管し、「どの状態を基準にするか」を共有します。必要な検品条件や許容差は本発注前に合意します。変更した見本を再確認せず「修正済みだから大丈夫」と進めないことも大切です。
Alibaba.com公式も、見本の種類や量産品との差を確認する重要性を説明しています。サンプルを頼むこと自体ではなく、判断基準として使える記録を残すことが目的です。